このブログでは、心と脳を上手に使うことができれば、今の痛みはまだまだ楽になることをお伝えしています。
【期待感を持つと脳が活性化する】
「治りそう!」「良くなってる!」と、期待感を強く持つと、、、
脳(側坐核)は活性化し、ドーパミンや強力な鎮痛物質であるエンドルフィンを増加させることが分かっています。(思い込みプラシーボでもOK)
「これ、うまくいったらお金あげるからね〜」
と、被験者に期待させるほど、脳が活性化する事が分かっています。
(Scott Dj. et al, Neuron, 2007)(Zubleta JK. al, J Neuroscl, 2005)
期待感が大きいほど脳は活性化し、痛みが軽減されていく。
「この治療で治りそう!安心!!」
「このままいけば良くなりそう!希望!!」
いかに、安心勇気希望を持たせれるか。治療家の腕が試される所かもしれません。
「ほんとかな〜」
「怪しいな〜」
「どうせ治らないよ」
と、思ってもらいたくは無いのですが、、、私たちの力不足で治らずに、治療巡りをされている患者さんほど、「医療不信」に陥っているため、懐疑的になりやすい。。。
どこにも売っていない、効果絶大の鎮痛物質であるβエンドルフィン。
自分の脳から出せるんです。
そんなすごい天然薬を放出する方法が、強い期待感を持つということ。
「医師は役者になれ」と、誰かが言ってたかと思うのですが、脳の仕組みからみれば的を得てます。その気になる説明をして、期待感(希望・勇気・安心)を持ってもらう。
この期待感。
日常生活で取り入れてみては如何でしょうか。
<日課のウォーキング>
ただ歩くのではなく、「歩く事は、身体にすごくいいらしい!良い習慣だわ〜。病気も治りそう!」
<毎日の食事>
ただ食べるのではなく、「野菜食べてる俺最高!痛みの軽減にも効果があるらしい!」
<トイレ>
ただ出すのではなく、「身体の中の毒素が全部出た!スッキリ!なんだか体も軽いぞ!」
どうでしょうか?
トイレぐらい、無心でやりたいですか(笑)
ちなみに、とあるオリンピック金メダリストの柔道家は、試合前トイレでおしっこをする時に、
「このおしっこと一緒に、緊張や身体の中の悪い物がすべて出ていっている」
と自己暗示をかけて、その後の試合に臨んでいたそうです。
とにもかくにも、今、皆さまがおこなっている健康になるための取り組み。
運動に治療に呼吸法に、色々あるかと思うのですが、
ただ作業を行なうのではなく、「治りそう!」「良くなっている!」と意識しながら行えば、脳の活性化につながっていくはずですので、無料ですし、気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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