【人間関係と腰痛】
とある宅配会社のお話。(内容は未発表論文からの引用です)
「各営業所ごとに、腰痛の社員の数を調査しろ!」
腰痛のせいで生産性が落ちては、会社のダメージになります。
そこで、この宅配会社は、6カ所の営業所に勤務する数百名を調査しました。
「各営業所ごとに、腰痛の社員の数を調査しろ!」
調査の結果、意外な事実が分かりました。
数百名全員が、
同じように身体を使い、
同じように荷物を持ち上げ、
同じように負担のかかる事をしているにも関わらず、
労働条件が同じにも関わらず、、、
腰痛が発症する確率に、、、
何と、、、
5倍の格差があったのです!
「同じ仕事内容なのに、なぜ5倍も差が生まれるんだ?」
「全員同じように腰に負担をかけているのだから、全員同じように腰痛が出るのが常識のはずだ!」
・・・不思議ですよね(^_^;)。
「私は立ち仕事だから、腰痛になりやすいんです」
「仕事内容が肉体労働だから、腰痛は仕方がないのは分かってるんですけどねぇ」
患者さんから良く聞かれる言葉です。
なのに、この宅配業者の調査では、同じ内容の肉体労働にも関わらず、
腰痛発症率に5倍の格差があるという事が判明したのです。
「なぜそんなに差が出るのか?」
もちろん、しっかりと調べました。
「肉体労働以外に、何か原因があるのでは?」
すると、ある原因が判明しました。
ある原因とは??
それは、、、
職場の人間関係、営業所に嫌な人がいる職場ほど、腰痛発症率が高い事が分かったのです!
チームの輪が良好な営業所と、嫌な人がいてギスギスしている営業所とでは、5倍も発症率に差が出たのです。
体の使い方、肉体労働、腰に負担をかける姿勢。。。
そんなものよりも、心の状態の方が、腰痛の引き金になるという事が分かったのです。
実はこのような、心理的・社会的な側面が影響するという報告は、いくつも発表されています。
こうなると、いくら腰に負担のかからない姿勢や動作を指導しても、腰痛患者さんは減りません。
それよりも、心のケアや、根拠に基づく腰痛概念を指導する方が、腰痛改善には効果的になります。
実際に、ヨーロッパなどの腰痛ガイドラインでは、正しい腰の使い方などの指導は勧められていません。
ニュージランドのガイドラインでは、イエローフラッグと名付け、心の状態を重要視するようになりました。
という事で、
「色々治療してるけど腰痛が治らないなぁ」
「腰の負担を減らそうと気を使ってるけど治らないぁ」
とお困りの方は、職場の人間関係の改善や、自身の心の強化
さらには、ストレスを発散する方法、脳の再教育などに目を向ける事が大切なのかも知れませんね(^^)
・腰、肩、首、ひざの不調
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