長引く腰痛|慢性腰痛の治療
・動かしたりじっとしていると腰に痛みが出る
・腰痛がずっと長引いて治っていない
・特に何も悪いことをしていないのに腰痛
・病院や整骨院に通ったけど改善しなかった
・痛みの原因の多くは筋肉や筋膜のトラブル
・症状が長引くほど中枢(脳や神経)が影響する
・過敏になっていたり記憶化されることも
・体だけでなく病気に対する捉え方などの心理面も大事
長引いている腰痛、慢性腰痛とは?
慢性腰痛は、発症から3か月以上を経過したものとされていますが、これは、国によっても定義が違ったり、実際の現場(臨床上)においても当てはまらないことがあります。1~2ヵ月経っても思うように治ってなければ、「慢性化してきてるかもなぁ…」と思ってもらえれば良いかと思います。(→腰痛診療ガイドライン2019年改訂版②)
その慢性腰痛は、統計開始以来、日本人のお悩み1位をキープしており、なんと2800万!人口の1/4もの人が悩まされています。単に痛みで苦しむ人が多いというだけでなく、仕事の生産性にも影響を与えるため経済的なダメージが大きいことも問題になっています。(→平成28年国民生活基礎調査)
慢性腰痛と急性腰痛は別もの
実は、医学界においてとても問題にされていまして、これまでの医学部や整骨院の専門学校などの教科書では、慢性の痛みに対する認識が薄く、急性痛と同じ考えのもと診断や治療が行われてきました。
ちなみに、国際疾病分類(ICD11)とは、WHOが決める国際的な診断分類で、ICD11は30年ぶりに改訂された最新版で、2019年5月にWHOの総会で承認されました。→ICD-11(国際疾病分類第11版)とは?
「脊柱管狭窄症」「椎間板ヘルニア」と同じように、「慢性痛」という病気として扱われるようになったのです。
日本も、ここ数年で一部の医師や厚生労働省、慢性の痛み対策議員連盟、その他民間の有志の皆様尽力により、大きく変わってきているようです。(→慢性の痛み情報センター)
ただ、残念ながら実際の治療内容や患者様への説明では、まだまだ混同してしまっている医療機関が多くあるのも現実です。
皆さまがお悩みの腰の不調を改善するための第一歩は、正しく腰痛を理解し、急性痛と慢性痛の違いを分かって治療している医療機関を選ぶことにあります。
腰痛の真の原因は?
そこで分かってきたことは、痛みや不調が長引くほど、痛みが出ている腰に原因があるのではなく、脳の中枢神経系システムに問題がありそれが、不調を長引かせてしまうことが分かってきました。
そのため、最先端の腰痛治療は、腰をけん引したりシップを貼ったりするような対症療法ではなく、脳の機能を改善することに注目しています。
具体的には、頭部にカタカタカタと磁気振動を与える治療であったり、正確な医療情報を伝える映像を見てもらったり、また、医療者側の対応として、「しっかりと患者様の話を聴く」「不安や恐怖心を耐えるのではなく安心や勇気を与える言葉」「日々のストレス解消のアドバイス」など、患者様の心の面にも目を向けることなどが、腰痛改善のポイントとされています。(→慢性痛についてビデオコンテンツ)
このように、腰痛に限らず長引く痛み(慢性痛)は、患部(生物的損傷)の問題ではなく、人の性格や人生そのもの(心理社会的因子)を捉えて治療していくことが、最新の医学研究で分かってきたのです。
悪い思い込み(ノーシーボ効果)にご注意
「なんで腰の痛みが治らないのだろう?」「病院のレントゲンで〇〇と診断された」「神経が圧迫している」
体の不調が長引いたり、医療機関で病名を宣告されたりすると、私たちはネガティブな思考に陥りやすくなります。
「本当に治るのかな?」=不安感、「動かすのが怖い…」=恐怖心、「どうせ治らない」=諦めの気持ち、「私は腰痛持ち!」=セルフイメージが低い…、
このような、ネガティブな思い込みやストレス感情があると、脳が反応して実際に体に不調が現れます。これをノーシーボ効果と呼び、多くの患者様がこの効果によって治るを阻害されています。
科学的な研究においても、「症状が慢性化している人」や「日々のストレスを感じている人」ほど、痛みや身体の不調を静めてくれる脳の前頭前野(DLPFC)や側坐核などの働きが低下していることが判明しています。
このように、心の状態は痛みや身体の不調にとても影響を与えますので、長引く腰痛を根本的に改善するためには、患部だけでなく、心や脳にも目を向けることが大切なのです。
治療院の数は年々増加し、医療機器も年々進化している日本。それなのに、患者数と医療費は年々増加し続けています。これは高齢化社会だけでは説明がつきません。
心を無視した医療者(治療者)が多いこと、不正確なインターネット情報に簡単にアクセス出来てしまうこと、医学的根拠よりも、周りの体験談や過去の慣例に囚われていることが考えられます。
私たちは、医学的根拠(エビデンス)を土台にしながら、患者様の心の面にも注視してくれる医療機関に診てもらうことが最適解だと考えております。
腰の痛みや不調でお困りの方はお気軽にご相談ください。
東大阪市にあるひがし整骨院、八戸ノ里ここから整骨院、長瀬ここから整骨院には、腰痛など腰周囲の不調でお悩みの方がたくさん来院されています。
症例も多数ありますので、あなたにあった最適な方法を一緒に考えながら健康回復のお手伝いをさせて頂きます。
長引いている腰痛の施術法
最新のエビデンスに基づく施術や説明だけでなく、創業1986年の伝統的な施術(アート)もバランスよく取り入れて、健康回復のお手伝いをさせていただきます。(→慢性疼痛治療ガイドライン)
長引く腰痛のQ&A
Q.治療時間はどれぐらいですか?
A.初回は60~90分ほどお時間を頂きます。2回目以降は15~30分が平均になります。
Q.どれぐらいで治りますか?
A.実際に診ないと判断できないのですが、寝違いなどで悩まれて来院される方でも、問診と検査をさせて頂ければ予測することは可能です。
Q.女性の先生に診て頂けますか?
A.東大阪市にある八戸ノ里ここから整骨院を中心に、女性の先生が在籍しています。予約時にお伝えして頂ければと思います。
Q.どれぐらい通ったら良いのですか?
A.体の状態や施術の反応などによって通院回数は変わっていきます。腰痛などは、最も多いのは週2回での通院ですが、最善の計画を一緒に考えていきますのでご安心ください。
Q.こういう所は初めてなので緊張します
A.治療に専念できるように、丁寧に応対いたしますのでご安心ください。約1/3の方が初めての通院です。