【確証バイアスについて】

・人間とは噂の奴隷であり、しかもそれを、自分で望ましいと思う色をつけた形で信じてしまう
　
・人は見たいものしか見ない
　　　　・・・ユリウス・カエサル（共和政ローマ期の政治家）
　

　
　
情報を発信する側はもちろんですが、取得する側も思考停止に陥らないように。
　
　
二重盲検・メタ分析・体系的レビューなどの、エビデンスレベルの高い科学的な研究で判明した、現段階で最も有力な医療情報を知った時に、
　
　

「でも、私の理論が正しい」
「それでも、今までの方法でやっていく」
と思考停止する。
　
　ではなく、
　
「これまでの考えを改める必要があるのでは。。。」
と再考する。
　　
　　

　　
確証バイアスとは、
　

人は自分の都合のよい情報ばかりを集めて、自分の考えの正しさを強めようとする。
それに反する情報は軽視・黙殺する傾向がある。
　

というもの。
　
　
音楽の趣味は、最初に衝撃を受けたもの（初期衝動）を一生聴き続ける方が多いかと思います。　　
　
他のジャンルはあまり聴かなくなる。
　
　

医療健康情報も、「これまでの常識と違う！知らなかった！」というものほど、それが、根拠が脆弱なものであったても、信じ込んでしまい、『無自覚に』他を受け付けない思考状態に陥りやすいもの。
　

　
だからこそ、エビデンスレベルの高い情報と、根拠の乏しい情報との違いを見抜く能力が必要になってきます。
　

医療健康情報の真偽を見極め、有効に活用するヘルスリテラシーをいかに育ませるか。
　
ヘルスリテラシーが低いと、健康状態の悪化、医療の質の低下、死亡率の上昇が判明してしまったので、「いかに国民にヘルスリテラシーを育ませるか」が、世界各国で課題になっているのです。　
　

具体的には、

動物実験の報告、比較対照試験ではない報告、追試をされていない報告

この辺りの情報は、あくまで参考程度に留めておきましょう。

不安や恐怖心という毒をばらまいている、トキシックテロリスト、クワッカリーの情報を鵜呑みにしないように、安易にシェアしないように気をつけたいものです。