【心の状態と腰痛】

先生…私の腰痛の原因は何ですか？(´・_・`)

　
椎間板が潰れてるのですか？ヘルニアがあるのですか？
歳のせいなんですか？不安で不安で…

先生教えてください…(´・_・`)

 

 

あなたの腰痛の原因は、
職場の人間関係がうまくいってないからですよ

 

 

(°Д°)ハァ?

 

 

先生！何を言ってるんですか。腰痛の原因を教えてください！

 

 

 

それと、子育てで悩んでいるからですよ。

 

 

アァ━━（´A゜＃）━━ン!?

 

 

 

夫婦関係が悪いそうだし、お金のやり繰りも大変なんですよね。
それが腰痛の原因です。

 

 

(-_-メ;)テメ・・・

 

 

 

残業が多いとか、
睡眠不足も原因ですね。

 

 

 

先生、本気で言ってます？
私は腰が痛いんですけど。。。

 

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一昔前までは、腰痛の原因は腰にあると考えられていました。
だから、腰を何とかしようと様々試みが施されてきたのです。

やれ、腰に負担のかからない動作の研究。

やれ、腰の負担が軽減するコルセット。

やれ、腰に優しい椅子の開発。

などなど。

そして、究極は腰そのものを変える手術です。

 

しかし、腰に対してのアプローチは、あまりにも成績が悪く、
一向に、腰痛患者数は減る気配がありませんでした。
さらには、医療費は年々増加…

 

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腰痛の分野では、
医療・医学の進歩の結実がないかのごときである

菊池　臣一　
（福島県立医科大学理事長）

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腰痛は奥が深い・・・

簡単に、「治します！」や「治る」とは言えないぞ・・・

 

 

そこで、世界各国の医療現場で腰痛の研究が進み、
これまでの考えは間違っていた事が徐々に判明してきました。

 

現在腰痛は、生物心理社会的症候群とされています。

 

 

(°Д°)ハァ?

セイブヒャッカテンショウテンガイ？

 

 

いえ、百貨店でも商店街でもありません。

 

 

分かりやすく説明しましょう。

 

職場や家庭での人間関係、ストレス、トラウマ、経済的な問題などが複雑に絡み合うことにより、
腰痛が発症したり、長引いたり、再発したりするという考えです。

 

 

ポイントは心！

 

 

だから治療者は、痛みが出ている腰を何とかしようとするのではなく、
患者さんの置かれている背景、環境や、性格、信念などをすべて含めて診ていく必要があるのです。

 

間違っても、
「治らないよ」
「歳のせいだよ」
「椎間板が悪いんだよ」
なんて根拠のない話を、患者さんにしてはいけないのです！

近所の整形外科の先生お願いします…(-ω-)ボソッ

 

 

患者さんも、腰(症状)に囚われるのではなく、
心に焦点を当て、いかに人生を有意義に過ごせるか、楽しめるかに意識を向けた方が良いでしょう。

 

という訳で、腰痛の原因は、職場や家庭や自分自身の心の状態が影響しているというお話でした(^^)

 

あなたは今日、職場や家庭で大笑いできることがありましたか？