
慢性的な痛みは、痛い場所だけを治療しても良くなりにくいことがあります。
その背景には、脳の働きや心の状態が深く関わっています。
今回は、慢性疼痛がなぜ長引くのかを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
・不安や気分の落ち込みと痛みの関係が気になる方
・慢性疼痛を体だけでなく全体から理解したい方
なぜ慢性疼痛は長引くの?
なぜ慢性疼痛は、けがや炎症が落ち着いても続くことがあるのでしょうか。
その理由の一つが、下行性疼痛抑制系という仕組みです。
少し難しい名前ですが、これは脳から痛みを抑えるブレーキのような働きです。
私たちの体には、痛みを感じる仕組みだけでなく、痛みをやわらげる仕組みも備わっています。
つまり、脳はただ痛みを受け取るだけではなく、必要に応じて痛みの強さを調整しています。
ここで大切なのは、この痛みを抑える力が、心の状態によって大きく変わることです。
たとえば、
・仕事がうまくいっている
・楽しみな予定がある
・誰かに会うのが楽しみ
・目標に向かって前向きになれている
こうした期待感や高揚感があるときは、脳内でドパミンが出やすくなり、痛みを抑える仕組みも働きやすくなります。
その結果、同じ刺激でも痛みを感じにくくなることがあります。
逆に、
・気分が落ち込んでいる
・先のことが不安
・仕事や家庭で強いストレスがある
・気持ちがずっと張りつめている
このような状態では、ドパミンの働きが弱くなり、痛みを抑えるブレーキも効きにくくなります。
つまり、
痛みだけが強くなっているのではなく、痛みを抑える力も弱くなっている
ということです。
ここが、慢性疼痛を理解するうえでとても重要です。
痛みがあるから気分が落ち込むこともありますし、気分が落ち込んでいるから痛みを感じやすくなることもあります。
慢性疼痛では、この両方が重なっていることが少なくありません。
どうして不安や抑うつがあると治りにくくなるの?
なぜ抑うつや不安があると、慢性疼痛は改善しにくくなるのでしょうか。
その背景には、脳内の神経伝達物質の働きがあります。
痛みの調整には、ドパミンだけでなく、セロトニンやノルアドレナリンも関わっています。これらは、
・気分を安定させる
・意欲を支える
・眠りや集中に関わる
・痛みを抑える仕組みを助ける
といった大切な役割を持っています。
ところが、もともと抑うつ状態がある方では、こうした物質の働きが弱くなっている可能性があります。
その状態でさらに痛みが加わるとどうなるでしょうか。
ただでさえ痛みを抑えにくいところに、痛みという負担が重なります。すると、症状が長引きやすくなります。
つまり、
・抑うつや不安がある
・痛みを抑える仕組みが働きにくい
・痛みが長引く
・さらに気分が落ち込む
という悪循環が生まれやすいのです。
ここで大切なのは、これを気の持ちようの問題として片づけないことです。
不安や落ち込みがあると痛みが強くなる、と聞くと、「じゃあ気にしなければいい」と考えたくなるかもしれません。ですが実際には、脳の中で痛みを抑える仕組みそのものが弱くなっている可能性があります。
そのため、本人の努力だけではどうにもならないことも多いのです。
また、慢性疼痛では睡眠の質も大きく関わります。眠れないと疲労が取れず、脳も体も過敏になりやすくなります。そうすると、さらに痛みを感じやすくなります。
つまり慢性疼痛では、
・痛み
・不安
・抑うつ
・睡眠不足
・疲れ
が互いに影響し合って、症状を長引かせていることがあります。
だからこそ、痛い場所だけを見ていても改善しにくいことがあるのです。
慢性疼痛を改善するために大切なことは?
では、慢性疼痛を改善するためには何が大切なのでしょうか。
まず大切なのは、
痛みを体の一部分だけの問題と決めつけないこと
です。
もちろん、筋肉や関節、神経の状態をみることは大事です。ですがそれだけでなく、
・今どれだけ不安が強いか
・眠れているか
・生活に安心できる時間があるか
・気持ちが張りつめすぎていないか
こうしたことも一緒に見ていく必要があります。
次に大切なのは、
心の状態を整えることも治療の一部だと考えること
です。
たとえば、
・睡眠リズムを整える
・無理のない範囲で体を動かす
・安心できる人や場所を持つ
・少しでも楽しみを感じられる時間をつくる
こうしたことは、脳の働きを助け、痛みを抑える仕組みを支える可能性があります。
また、治療者との信頼関係もとても大切です。
不安を受け止めてもらえる
今の状態を分かりやすく説明してもらえる
少し先の見通しを一緒に考えてもらえる
こうした関わりは、体の緊張をやわらげ、回復に向かう土台をつくります。
さらに大事なのは、
小さな前向きな変化を見逃さないこと
です。
慢性疼痛では、「痛みがゼロになったかどうか」だけで判断すると苦しくなりやすいです。
それよりも、
・昨日より少し楽だった
・前より動けた
・気持ちが少し沈みにくかった
・安心できる時間が少し増えた
こうした変化を積み重ねていくことが大切です。
期待感や達成感、安心感は、ドパミンの働きにも関わります。
大きな目標でなくても、小さな前向きな経験を重ねることが、慢性疼痛の改善には意味があります。
ここから整骨院グループでも、慢性疼痛に対しては、痛い場所だけを見るのではなく、脳や神経の働き、心の状態、生活背景も含めて考えることを大切にしています。
・不安や抑うつがあると、ドパミン、セロトニン、ノルアドレナリンの働きが弱くなり、痛みが長引きやすくなる
・改善には、痛い場所だけでなく、心の状態、睡眠、安心感、生活全体を整える視点が大切である
慢性疼痛は、痛い場所だけを治療していても、なかなか良くならないことがあります。
なぜ長引いているのか。
なぜ不安や落ち込みと一緒に悪化しやすいのか。
なぜ検査だけでは説明しきれないのか。
その背景には、脳の痛みを抑える仕組みと、心の状態のつながりがあります。
だからこそ、
どこが悪いかだけでなく
今どんな状態で
何が回復を妨げているのか
を全体で見ていくことが大切です。
東大阪市の
・ひがし整骨院
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では、慢性疼痛に対しても、体だけでなく心や神経の働きを含めた視点でサポートしています。
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