
腰痛と聞くと、骨、椎間板、姿勢の問題を思い浮かべる方が多いと思います。
ですが、世界の第一線の研究者たちは、こうした見方だけでは腰痛は説明できないと強く訴えています。
今回は、2018年に世界の医療関係者へ大きな衝撃を与えたランセットの腰痛報告をもとに、これからの腰痛との向き合い方を分かりやすくお伝えします。
・検査で大きな異常がないのに、痛みが続いている方
・マッサージで治らなかった方、骨盤矯正で治らなかった方
なぜランセット報告はそれほど衝撃だったのか?
なぜこの報告が大きな話題になったのでしょうか。
理由は、腰痛に対する世界の見方を大きく変えたからです。
2018年のThe Lancet腰痛シリーズは、40か国以上、100名以上の研究者が関わった国際共同レビューです。個人の意見ではなく、世界の第一線が集まって、腰痛医療の現状を整理し、問題点と今後の方向性を示したものです。
その中でまず示されたのが、
腰痛は世界で最も大きな健康問題の一つである
という事実です。
腰痛は命に直接関わる病気ではないことが多いです。ですが、仕事、家事、育児、外出、睡眠、趣味など、日常生活を大きく壊します。実際に、世界の障害の原因として腰痛が非常に大きな割合を占めることが示されています。
なぜそれほど多くの人が苦しむのでしょうか。
大きな理由の一つは、多くの腰痛が原因を一つに特定できないからです。
腫瘍や骨折など、明確な異常がある腰痛は一部です。大半は「非特異的腰痛」とされ、画像所見や組織の損傷だけでは説明しきれません。
ここが、これまでの常識と大きく違うところです。
これまでは、
どこか壊れている
そこを見つければ答えがある
という考え方が強くありました。
ですがランセットは、腰痛の多くはそんなに単純ではないとはっきり示しました。
つまり、
痛みがあるのに、原因が一つに決められないことは珍しくない
ということです。
これは、検査で異常がないと言われて不安になった方にとって、とても大切な視点です。異常が見つからないからといって、痛みが気のせいということではありません。ただ、痛みを構造だけで説明しきれないケースが多いのです。
なぜ従来の腰痛医療は問題視されたのか?
なぜ世界の専門家たちは、これまでの腰痛医療に強い疑問を投げかけたのでしょうか。
それは、誤った医療が世界中で広がっていると指摘したからです。
ランセット報告では、次のようなことが問題視されました。
・必要以上の画像検査
・過剰な手術や注射
・長すぎる安静指示
・薬物への依存
なぜこれが問題なのでしょうか。
一つ目は、不安を強めるからです。
例えば、画像検査で年齢相応の変化や、痛みと直接関係が薄い所見が見つかることは珍しくありません。ところが、それを強く説明されると、患者さんは「自分の腰は悪い」「壊れている」と受け止めてしまいます。
すると、
動くのが怖くなる
また悪くなる気がする
腰を過剰にかばう
という反応が起きやすくなります。
この不安や恐怖が、かえって慢性化を助けることがあります。
二つ目は、費用ばかり増えて、結果的に改善しにくくなることです。
手術、注射、薬、検査は、必要な場面ではとても大切です。ですが、すべての腰痛に同じように使えば良いわけではありません。
特に、多くの非特異的腰痛に対して、画像や処置ばかりが中心になると、本来大切な生活指導や運動、教育、心理面への配慮が後回しになりやすくなります。
三つ目は、医療の仕組みそのものに問題があることです。
ランセットでは、医療者の教育、診療報酬の仕組み、過剰医療を生みやすい構造まで問題にしています。
つまり、
腰痛医療の問題は、現場の先生一人の考え方だけではなく、システム全体の問題でもある
ということです。
ここが衝撃だった理由の一つです。
腰痛は整形外科の分野というイメージが強い中で、世界の研究者たちは、
手術や画像診断より、教育や運動や心理社会的支援が中心であるべき
と強く打ち出しました。
これは、従来の「壊れた部品を見つけて修理する」という考え方に対する、大きな転換点でした。
では、本当に必要な腰痛アプローチとは?
では、腰痛を改善するために何が大切なのでしょうか。
ランセット報告が推奨した中心は、非薬物的な介入です。
具体的には、
・運動
・教育
・自己管理
・心理的支援
・仕事や社会参加のサポート
です。
なぜ運動が大切なのでしょうか。
腰痛があると動くのが怖くなります。ですが、必要以上に安静にすると、筋力や体力が落ち、ますます動きづらくなります。動いても大丈夫という経験を少しずつ重ねることが、回復につながります。
なぜ教育が必要なのでしょうか。
痛みに対する誤解は、症状を長引かせることがあります。
例えば、
姿勢が悪いから治らない
骨盤が歪んでいるからずっと痛い
ヘルニアがあるから動いてはいけない
こうした思い込みが強いと、不安が増え、動けなくなりやすいです。
正しい知識を持つことで、必要以上に怖がらず、自分の体と向き合いやすくなります。
なぜ心理的な支援が必要なのでしょうか。
腰痛は、体だけの問題ではないからです。
ストレス、不安、恐怖、仕事の負担、人間関係、睡眠不足などは、痛みの感じ方に大きく影響します。これらを無視して、筋肉や骨だけを見ていても、改善しにくいケースがあります。
つまり、腰痛は
体
心
生活背景
をまとめて見る必要があるということです。
ここから整骨院グループでも、この考え方をとても大切にしています。
ソフトな施術でその場の変化を感じてもらうこと。
脳と神経の働きまで含めて考えること。
親切で丁寧な説明と対話をすること。
患者さんの価値観や不安に寄り添うこと。
これらは、世界水準で求められている腰痛対応と重なる部分です。
特に、イエローフラッグと呼ばれる不安、恐怖、思い込み、ストレスなどを見抜き、適切に関わることは、私たち現場の施術者が大きく貢献できる領域です。
マッサージで治らなかった方。
骨盤矯正で治らなかった方。
そうした方ほど、筋肉や骨盤だけではなく、もっと広い視点で見ていくことが必要かもしれません。
・画像検査、手術、注射、安静、薬に偏った医療は、不安や慢性化を助けることがある
・これからの腰痛対策では、運動、教育、自己管理、心理社会的支援を含めた総合的な関わりが重要
ランセットの報告が示したのは、腰痛を「壊れた部分の修理」としてだけ見る時代は終わりつつある、ということです。
これから必要なのは、
どこが悪いかだけを見ることではなく、
なぜ長引いているのか
どうすれば安心して動けるのか
生活の中で何を整えればよいのか
まで一緒に考えることです。
東大阪市にある
・ひがし整骨院
・八戸ノ里ここから整骨院
・長瀬ここから整骨院
では、エビデンスに基づいた考え方を大切にしながら、腰痛に悩む方の体だけでなく、不安や思い込み、生活背景にも寄り添ったサポートを行っています。
腰痛が長引いている方。
検査では異常がないのに不安な方。
マッサージで治らなかった方。
骨盤矯正で治らなかった方。
そうした方は、少し視点を変えることで、改善のきっかけが見えてくるかもしれません。
柔道整復師 東剛士が監修しています
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私たち「ひがし整骨院/ここから整骨院グループ」では、東大阪市を中心に、
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