
痛みがあると、体のどこかに悪い部分があり、そこを直接治さないと良くならないと思いやすいです。
もちろん、骨折や重い病気など、医療的な処置が必要な痛みもあります。
しかし、長引く痛みの中には、体への直接的な処置だけでなく、安心感、期待感、納得できる説明、脳や神経の働きが関係するものもあります。
今回は、偽手術でも症状が軽くなることがあるという研究をもとに、痛みの仕組みを分かりやすくお伝えします。
・検査で異常を言われて不安になっている方
・マッサージや骨盤矯正で治らなかった方
偽手術でも症状が改善することがある
偽手術とは、研究の中で行われる比較方法の一つです。
本物の手術と似た流れを作りますが、実際に治療効果があると考えられている中心的な処置は行いません。
これは患者さんをからかうためのものではありません。
本当にその手術自体に効果があるのかを調べるために行われる研究方法です。
薬の研究では、本物の薬と偽薬を比べることがあります。
それと同じように、手術でも本物の手術と偽手術を比較することで、手術そのものの効果を確認することがあります。
偽手術の効果を調べた研究では、53件の試験のうち39件で、偽手術を受けた人にも症状の改善が見られたとされています。
さらに27件では、偽手術が本物の手術と同じくらいの改善を示したと報告されています。
これはとても興味深い結果です。
ただし、この話を「手術は必要ない」と受け取るのは違います。
骨折、腫瘍、感染症、重大な神経障害、命に関わる病気などでは、手術や医療的処置が必要になることがあります。
手術によって助かる方もたくさんいます。
ここで大切なのは、すべての痛みや症状が、患部への直接的な処置だけで改善しているわけではないということです。
人の体はとても複雑です。
治療を受けたという安心感。
専門家に見てもらったという信頼感。
これで良くなるかもしれないという期待感。
丁寧に説明してもらえたという納得感。
こうした要素が、脳や神経に影響し、痛みの感じ方を変えることがあります。
痛みは、体だけで起こるものではありません。
脳と神経が深く関係しています。
痛みは体だけでなく脳が判断している
痛みは、単純に傷んだ場所から出ているだけではありません。
体からの情報を脳が受け取り、危険だと判断したときに、私たちは痛みを感じます。
たとえば、同じ腰痛でも、ある日は強く痛く感じるのに、別の日はそこまで気にならないことがあります。
楽しいことに集中していると、痛みを忘れることもあります。
反対に、不安が強いとき、疲れているとき、眠れていないときは、いつもより痛みを強く感じることがあります。
これは、痛みが気のせいという意味ではありません。
痛みは本当に感じています。
ただし、痛みの強さやつらさは、脳や神経の状態によって変わることがあるのです。
偽手術で症状が軽くなることがあるのも、この仕組みと関係していると考えられます。
手術を受けた。
専門家にしっかり診てもらった。
これで良くなるかもしれない。
自分の体は変われるかもしれない。
このような安心感や期待感が、脳の痛みを抑える働きを引き出すことがあります。
人の体には、痛みを感じる仕組みだけでなく、痛みを抑える仕組みもあります。
不安が強いと、この痛みを抑える仕組みが働きにくくなることがあります。
反対に、安心感や納得感があると、痛みを抑える働きが出やすくなることがあります。
だからこそ、治療では技術だけでなく、説明や信頼関係も大切です。
どこが悪いのか分からない。
このまま悪化するのではないか。
一生治らないのではないか。
そうした不安が強い状態では、脳や神経は警戒モードになりやすくなります。
警戒モードになると、筋肉は緊張し、呼吸は浅くなり、痛みを感じやすくなります。
反対に、
今の痛みはなぜ起きているのか。
どこまで動いて大丈夫なのか。
何を怖がりすぎなくていいのか。
どうすれば少しずつ改善を目指せるのか。
これらを納得できる形で理解できると、不安は軽くなりやすくなります。
不安が減ると、体の緊張もゆるみやすくなります。
つまり、説明も治療の一部です。
安心感も治療の一部です。
患者さんが自分の体を信頼できるようになることも、回復には大切です。
大きな処置よりも必要な治療を見極めること
偽手術の研究から学べることは、手術を否定することではありません。
大切なのは、痛みや症状に対して、本当に必要な治療を見極めることです。
痛みが強いと、人は強い治療を求めたくなります。
注射をすれば治るのではないか。
手術をすれば一気に良くなるのではないか。
強く揉めば効くのではないか。
骨を鳴らせば治るのではないか。
そう考えるのは自然なことです。
しかし、慢性的な痛みでは、刺激が強いほど良いとは限りません。
体に大きな負担をかける治療ほど効果が高いとも限りません。
大切なのは、その人の状態に合った治療を選ぶことです。
痛みを一つの原因だけに決めつけず、体の状態、神経の敏感さ、生活習慣、不安、睡眠、ストレスまで含めて考えることが必要です。
たとえば、長引く腰痛や肩こり、首の痛みでは、痛い場所だけでなく、脳や神経が痛みに敏感になっていることがあります。
膝の痛みでも、画像で半月板や軟骨の変化が見つかったとしても、それだけが痛みの原因とは限りません。
首の痛みや頭痛でも、筋肉、目の疲れ、睡眠、ストレス、自律神経の緊張が関係することがあります。
このような場合、必要なのは、患者さんが納得できる説明と、体に負担の少ない施術、そして少しずつ動ける自信を取り戻すことです。
ここから整骨院グループでは、痛みや不調に対して、強い刺激やその場しのぎの施術だけに頼るのではなく、脳と神経の働き、筋肉や関節、生活習慣、不安の強さまで含めて考えます。
マッサージで治らなかった方。
骨盤矯正で治らなかった方。
病院で異常なしと言われたのに痛みが続く方。
手術や注射をすすめられたが、他の選択肢も知りたい方。
そうした方ほど、痛みを一つの原因だけで見ないことが大切です。
施術では、体に負担をかけにくいソフトな方法を大切にしています。
さらに、なぜ痛みが続いているのか、どうすれば改善を目指せるのかを分かりやすく説明します。
患者さんが不安を減らし、自分の体に希望を持てること。
これは、痛みの改善にとって大切な要素です。
治療は、何をするかだけではありません。
どのように説明されるか。
どれだけ納得できるか。
安心して受けられるか。
自分の体は良くなるかもしれないと思えるか。
こうしたことも、回復に関わります。
・痛みは体だけでなく、脳や神経、安心感、期待感、納得感にも影響される
・慢性的な痛みには、大きな処置だけに頼らず、説明、安心感、ソフトな施術、運動、生活習慣の見直しを含めた総合的なケアが大切
偽手術でも症状が改善することがあるという話は、不思議に感じるかもしれません。
しかし、それだけ人の痛みは、体だけではなく、脳や神経、安心感、期待感と深く関係しています。
痛みは気のせいではありません。
ただし、痛みを改善する方法は、患部に強い刺激を入れることや、大きな処置をすることだけではありません。
納得できる説明。
安心できる関係。
体に負担の少ない施術。
少しずつ動ける自信。
生活習慣の見直し。
これらも、回復を支える大切な要素です。
東大阪市の
・ひがし整骨院
・八戸ノ里ここから整骨院
・長瀬ここから整骨院
では、慢性的な腰痛、肩こり、首の痛み、膝の痛みに対して、ソフトな施術、脳と神経へのアプローチ、丁寧な説明を組み合わせてサポートしています。
長引く痛みで不安な方、マッサージや骨盤矯正で治らなかった方は、一人で抱え込まずご相談ください。
柔道整復師 東剛士が監修しています
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