
姿勢が悪い、猫背が気になる、体がふらつきやすい。
このようなお悩みがあると、多くの方は筋力不足や骨盤の歪みを原因として考えます。
もちろん、筋肉や関節の状態は姿勢に関係します。
しかし、人の姿勢は筋肉だけで保たれているわけではありません。
脳、神経、筋肉、目、耳、足裏の感覚などが常に情報をやり取りしながら、体のバランスを保っています。
その中で関係している物質の一つが、セロトニンです。
セロトニンは、気持ちを安定させる物質として知られていますが、実は姿勢やバランス、筋肉の働きにも関係すると考えられています。
今回は、セロトニンと姿勢の関係について、患者さんにも分かりやすくお伝えします。
・姿勢を意識してもすぐ戻ってしまう方
・マッサージや骨盤矯正で治らなかった方
姿勢は脳と神経がコントロールしている
姿勢を保つためには、首、背中、お腹、腰、脚など、たくさんの筋肉が協力して働く必要があります。
ただし、筋肉は勝手にバランスを取っているわけではありません。
どの筋肉を、どのタイミングで、どれくらい働かせるかは、脳と神経が調整しています。
たとえば、まっすぐ立っているだけでも、人の体は小さく揺れています。
その揺れを感じ取るために、足裏、目、耳、筋肉、関節などから情報が脳へ送られます。
脳はその情報をもとに、倒れないように筋肉へ細かく指令を出しています。
これが自然に行われているから、私たちは何気なく立ったり歩いたりできます。
つまり、姿勢が崩れる原因は、筋力不足だけではありません。
脳から筋肉への指令がうまく伝わりにくい。
体の位置を感じる感覚が鈍くなっている。
疲労やストレスで神経が働きにくくなっている。
呼吸が浅く、首や肩に力が入りやすくなっている。
こうした要素も、姿勢に関係します。
姿勢を良くしようとして、胸を張る、顎を引く、背すじを伸ばすことは悪いことではありません。
しかし、ずっと意識しないと保てない姿勢は、体にとって負担が大きいことがあります。
本当に大切なのは、無理に姿勢を作ることではなく、脳と神経が筋肉を自然に使える状態を作ることです。
セロトニンは、この脳と神経の働きに関係する物質の一つです。
気持ちの安定だけでなく、体を支える筋肉の働きや、姿勢を保つための神経の調整にも関わると考えられています。
セロトニンは心だけでなく体の安定にも関係する
セロトニンと聞くと、心を落ち着かせる物質というイメージが強いかもしれません。
たしかに、セロトニンは気分、睡眠、安心感などに関係する大切な物質です。
しかし、セロトニンは体の動きや筋肉の働きにも関係しています。
姿勢を保つためには、筋肉が強く働けばよいわけではありません。
強く働きすぎると、体はガチガチに硬くなります。
弱すぎると、体を支えることができません。
大切なのは、必要な筋肉が必要なタイミングで、ちょうどよく働くことです。
このちょうどよい調整に、脳と神経の働きが関係しています。
セロトニンの働きが乱れると、姿勢を支える筋肉の調整がうまくいきにくくなる可能性があります。
その結果、
体がふらつきやすい。
姿勢を保ちにくい。
首や肩に余計な力が入りやすい。
疲れると姿勢が崩れやすい。
背中や腰がこわばりやすい。
このような状態につながることがあります。
反対に、セロトニンを含めた神経の働きが安定していると、体は必要以上に力まなくても姿勢を保ちやすくなります。
ただし、セロトニンを増やせば姿勢が必ず良くなるという単純な話ではありません。
姿勢には、筋力、柔軟性、視覚、耳のバランス機能、足裏の感覚、睡眠、ストレス、生活習慣など、さまざまな要素が関係します。
そのため、姿勢改善では、骨格や筋肉だけでなく、脳と神経の働きも含めて考えることが大切です。
特に、体が常に緊張している方は注意が必要です。
肩に力が入りやすい。
呼吸が浅い。
寝ても疲れが取れにくい。
ストレスを感じやすい。
集中すると歯を食いしばる。
このような状態では、体がリラックスしにくくなります。
リラックスできない状態が続くと、首、肩、背中、腰の筋肉も緊張しやすくなります。
その結果、姿勢が崩れたり、肩こりや腰痛を繰り返したりすることがあります。
姿勢改善では、筋肉を鍛えることだけでなく、神経の働きや自律神経のバランスを整える視点も大切です。
姿勢改善には体と神経の両方を整えることが大切
姿勢を良くしたいと思ったとき、多くの方は姿勢を意識しようとします。
背すじを伸ばす。
胸を張る。
顎を引く。
骨盤を立てる。
しかし、これを一日中続けるのは大変です。
意識しているときは良くても、仕事や家事に集中すると、すぐ元に戻ってしまう方も多いです。
これは、姿勢が意識だけで保たれるものではないからです。
姿勢は、脳、神経、筋肉、感覚、呼吸、生活習慣の影響を受けています。
そのため、姿勢改善には、体と神経の両方から整えることが大切です。
まず大切なのは、呼吸です。
呼吸が浅くなると、首や肩に力が入りやすくなります。
肩が上がり、胸まわりが硬くなり、猫背や巻き肩につながりやすくなります。
ゆっくり深く呼吸できる状態を作ることは、姿勢改善の土台になります。
次に、背中や肩甲骨の動きも大切です。
背中が硬いと、首だけで頭を支えようとします。
その結果、首こりや肩こりが起こりやすくなります。
肩甲骨や背中が動きやすくなると、首や肩への負担も減りやすくなります。
さらに、体幹や股関節の働きも姿勢に関係します。
体幹が安定しにくいと、座っているときや立っているときに姿勢が崩れやすくなります。
股関節がうまく使えないと、腰や背中に負担がかかりやすくなります。
そして、神経の働きを整えることも大切です。
体がいつも緊張している方は、強く揉むだけではすぐに戻ってしまうことがあります。
神経が警戒モードになっていると、筋肉は体を守ろうとして硬くなりやすいからです。
ここから整骨院グループでは、姿勢の不調に対して、骨格だけを見るのではなく、脳と神経、筋肉、呼吸、体幹、生活習慣まで含めて考えます。
マッサージで治らなかった方。
骨盤矯正で治らなかった方。
猫背や巻き肩が気になる方。
首こり、肩こり、腰痛を繰り返している方。
そうした方ほど、姿勢を見た目だけで判断しないことが大切です。
施術で体の緊張を整える。
脳や神経の過敏さにアプローチする。
呼吸や体幹を整える。
姿勢を支える筋肉を使いやすくする。
日常生活での座り方や動き方を見直す。
このように、体と神経の両方から整えることで、無理に頑張らなくても保ちやすい姿勢を目指していきます。
姿勢は、ただ背すじを伸ばすことではありません。
脳と体が協力して、楽に支えられる状態を作ることです。
・姿勢は筋力だけで決まるのではなく、脳、神経、筋肉、感覚、呼吸、生活習慣が関係している
・姿勢改善には、骨格だけでなく、脳と神経、呼吸、体幹、生活習慣まで含めて整えることが大切
姿勢が悪いと、筋力不足や骨格の歪みだけが原因だと思われがちです。
しかし、人の姿勢は、脳と体が常に情報をやり取りしながら保たれています。
セロトニンは、気持ちを安定させるだけでなく、体のバランスや姿勢を支える働きにも関係すると考えられています。
だからこそ、姿勢改善では、筋肉や骨格だけでなく、脳と神経の働きも見ることが大切です。
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