
治療を受ける前、あなたはどんな気持ちでいますか。
「本当に良くなるのかな」
「どうせまた元に戻るかもしれない」
それとも
「少しずつでも良くなるかもしれない」
実は、この“治療前の気持ち”が、その後の回復に大きく影響する可能性があることが分かっています。
今回は、慢性的な痛みに関する研究をもとに、治療前の前向きな気持ちがなぜ大切なのかを分かりやすくお伝えします。
・治療に通っているけれど、なかなか変化を感じにくい方
・患者さんへの声かけや関わり方を見直したい方
治療の結果を左右するのは「治療内容」だけではない
2009年にヨーロッパの理学療法医学ジャーナルに掲載された研究では、慢性的な痛みを抱える患者さんを対象に、5週間のリハビリプログラムの効果が調べられました。
この研究では、大学病院で治療を受けた患者さんのうち、最終的に168人のデータを分析し、
・治療前
・治療直後
・1年後
の3つの時点で変化を追っています。
調べられたのは、
痛みの強さ
日常生活のしやすさ
生活の満足度
そして治療前の「良くなると思えているかどうか」
です。
その結果、リハビリ後には痛みが少し軽くなり、生活の満足度も上がっていました。
さらに、運動やスポーツに関する日常生活の項目では、1年後まで改善が続いていました。
ここまでは、「リハビリを受けたことで良くなった」という話です。
しかし、この研究で特に大切なのはそこだけではありません。
注目すべきだったのは、
治療前に『自分は良くなるかもしれない』と前向きに考えていた人ほど、1年後も改善が続いていた
という点です。
反対に、治療前から
「どうせ無理だろう」
「良くなるイメージが持てない」
という気持ちが強い人では、同じ治療を受けていても、長期的な変化が出にくい傾向がみられました。
つまり、治療の結果は、
何をされたか
どんなプログラムを受けたか
だけで決まるのではなく、
どんな気持ちで治療に入ったか
も深く関係しているということです。
これは、現場感覚としてもとても納得できる内容です。
同じような状態で来院された方でも、
「ちゃんと良くなりたい」
「少しでも変わる可能性を信じたい」
と思えている方は、小さな変化にも気づきやすく、前向きに取り組めることが多いです。
一方で、
「何をしても無理」
「またダメだと思う」
という思いが強いと、変化そのものを感じにくくなったり、不安が先に立ってしまったりすることがあります。
もちろん、前向きになれないのは本人のせいではありません。
長く痛みが続いていたり、つらい経験を繰り返していたりすれば、不安になるのは自然なことです。
だからこそ、治療では体だけでなく、
気持ちの土台を整えること
もとても大切になるのです。
なぜ「良くなるかもしれない」という気持ちが体に影響するのか
ここで気になるのは、なぜ気持ちがそこまで体に影響するのか、という点だと思います。
これは単なる精神論ではありません。
私たちの体は、脳と神経の働きによってコントロールされています。
そして脳は常に、
今の状態は安全か
危険か
を判断しています。
このとき、治療前から
「少しは良くなるかもしれない」
「ここなら安心して任せられるかもしれない」
と思えていると、脳は比較的“安全”だと判断しやすくなります。
すると、
筋肉の緊張がやわらぐ
呼吸が深くなる
血流が良くなる
痛みを抑える仕組みが働きやすくなる
といった変化が起こりやすくなります。
反対に、
「どうせ良くならない」
「また痛くなるかもしれない」
「何か悪いことが起きるかもしれない」
という気持ちが強いと、脳は“危険”を感じやすくなります。
その結果、
痛みに敏感になる
体がこわばる
回復しにくい状態になる
少しの違和感でも強く気になる
といったことが起こります。
これは、プラシーボ効果やノーシーボ効果とも関係しています。
プラシーボ効果とは、良い期待や安心感によって、実際に体が良い方向へ変化することです。
一方、ノーシーボ効果とは、不安や悪い思い込みによって、症状が悪化したり改善しにくくなったりすることです。
つまり、
治療前の気持ちは、脳を通して体の反応そのものに影響している
ということです。
現場でも、説明を受けて安心した途端に動きやすくなる方や、
「大丈夫そう」と思えたことで表情まで変わる方がおられます。
これも、気持ちが変わったことで脳の反応が変わり、体が少し安全な状態に戻った結果だと考えられます。
だからこそ、治療では単に施術をするだけではなく、
安心してもらうこと
納得してもらうこと
希望を持てるように関わること
がとても重要です。
良くなるかもしれない、という気持ちは、気休めではありません。
それは、回復に必要な脳の環境を整える大切な要素なのです。
・治療前に「良くなるかもしれない」と思えている人ほど、長期的な改善が得られやすい可能性がある
・前向きな気持ちは脳の働きを通して、痛みの感じ方や回復しやすさに影響する
・回復を後押しするためには、小さな希望・小さな変化・安心できる治療環境が重要である
治療の効果は、施術の内容だけで決まるものではありません。
どんな気持ちで治療に向き合っているか。
これも、とても大切な要素です。
もし今、
「なかなか良くならない」
「本当に変わるのかな」
と感じている方がいても、悲観しすぎなくて大丈夫です。
まずは、
「少しは変わるかもしれない」
という小さな気持ちを持つことから始めてみてください。
その気持ちが、脳と体の反応を変え、回復への流れを作ってくれることがあります。
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では、体だけでなく気持ちの面も大切にしながら、一人ひとりに合わせたサポートを行っています。
安心して前向きに取り組める環境の中で、一緒に改善を目指していきましょう。
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