
朝、靴下を履こうとすると腰が痛い。
靴を履くために足元へ手を伸ばすと腰がつらい。
ズボンを履くときに腰が気になる。
床に座って足元の作業をすると腰が重くなる。
立ったまま靴下を履こうとすると身体がふらつく。
このようなお悩みはありませんか?
慢性腰痛がある方にとって、靴下や靴を履くという動作は、意外と腰の状態が気になりやすい場面です。
普段はそれほど痛みを感じていなくても、朝の着替えをするときだけ腰がつらい。
仕事中は大丈夫なのに、靴を履くために前へかがむと腰が痛い。
このようなケースもあります。
靴下や靴を履く動作では、身体を前へ倒す必要があります。
さらに、片脚を持ち上げたり、身体をひねったり、バランスを取ったりすることもあります。
つまり、一見すると単純な動作でも、実際には複数の身体の動きが組み合わさっています。
そのため、「靴下を履くと腰が痛い」という場合でも、腰だけに問題があると決めつけることはできません。
股関節がどの程度動くのか。
膝をどのように使っているのか。
身体をどの方向へ傾けているのか。
片脚で身体を支えられるのか。
こうした部分も関係します。
また、慢性腰痛がある方の場合、「腰を曲げたらまた痛くなるかもしれない」という不安から、身体を必要以上に固めてしまうこともあります。
すると、靴下を履くという日常的な動作が、以前よりも大きな負担に感じられることがあります。
ただし、前かがみになると腰が痛いからといって、すべての前屈動作を避ける必要があるとは限りません。
現在の身体の状態を確認し、どの動作で症状が出るのかを具体的にすることが大切です。
今回は、靴下や靴を履くときに腰が痛くなる慢性腰痛について、日常生活の動作から身体の状態を考えるポイントを解説します。
・靴下を履くときに腰が痛くなる方
・靴を履くために前かがみになると腰がつらい方
・慢性腰痛によって着替えや身支度が負担になっている方
靴下を履く動作は「前かがみ」だけではありません
靴下を履くとき、どのように身体を動かしていますか?
椅子に座って足を上げる。
床に座って身体を前へ倒す。
立ったまま片脚を上げる。
壁などにつかまりながら足元へ手を伸ばす。
人によって方法はさまざまです。
同じ「靴下を履く」という動作でも、身体の使い方は大きく違います。
例えば、椅子に座って片脚を上げる場合には、股関節を曲げながら足を身体へ近づけます。
一方、立ったまま足元へ手を伸ばす場合には、身体を前へ倒す必要があります。
そのため、「靴下を履くと腰が痛い」と感じる場合には、どの方法で症状が出るのかを確認することが重要です。
椅子に座ると楽なのか。
立ったままだと痛いのか。
片脚を上げると痛いのか。
身体を前へ倒すと痛いのか。
こうした違いを確認してみましょう。
また、靴を履くときにも同じことがいえます。
靴べらを使えば問題ない。
座って履けば大丈夫。
立ったまま履こうとすると腰がつらい。
このような違いがあるかもしれません。
この違いは、身体がどのような動きをしたときに症状を感じるのかを考える材料になります。
慢性腰痛では、「この動作をすると痛い」という情報だけではなく、「この方法ならできる」という情報も大切です。
例えば、立ったまま靴下を履くのは難しい。
でも、椅子に座れば履ける。
この場合、「靴下が履けない」のではなく、「特定の方法で履くと腰がつらい」ということになります。
このように動作を細かく分けて考えることで、身体の状態をより具体的に把握できます。
当院では、腰痛についてお話を伺う際にも、日常生活でどの動作が困っているのかを具体的に確認します。
腰を前へ曲げられるかだけではなく、「実際の生活で何ができて、何がつらいのか」を確認することが大切だからです。
前かがみでは腰だけでなく「股関節の動き」も関係します
身体を前へ倒すとき、腰だけが動いているわけではありません。
股関節も動きます。
骨盤も動きます。
膝の曲がり方も関係します。
背中も動きます。
つまり、前かがみという一つの動作にも、身体のさまざまな部分が関係しています。
例えば、股関節が動かしにくい状態で前へかがもうとすると、腰の動きが大きくなることがあります。
反対に、膝や股関節をうまく使えている場合には、身体全体で前へ倒れることができます。
もちろん、「股関節が硬いから腰痛になる」と単純に判断することはできません。
身体の状態は人によって違います。
しかし、慢性腰痛の方で前屈動作がつらい場合には、腰だけでなく股関節や膝などの動きも確認する価値があります。
例えば、立った状態で前屈すると腰が痛い。
しかし、椅子に座って足を持ち上げることはできる。
この場合には、単純な「身体が硬い」という説明ではなく、立った状態で身体を前へ倒すときの使い方を確認する必要があります。
また、片脚を上げて靴下を履くときにふらつく場合には、腰だけではなく、股関節や足で身体を支える能力も確認する必要があります。
当院では、慢性腰痛の方について、腰の動きだけでなく、股関節、膝、足、背中などの動きも確認します。
前屈。
しゃがむ。
片脚立ち。
歩行。
立ち上がり。
身体をひねる。
こうした動作を確認することで、日常生活の中で身体がどのように動いているのかを整理します。
そして、必要に応じて施術を行い、その前後で身体の動きに変化があるかを確認します。
「腰を強く揉む」ことだけを目的にするのではなく、実際に困っている動作がどう変化するのかを確認することが大切です。
「靴下を履くのが怖い」からこそ、できる動作を確認しましょう
慢性腰痛が長く続くと、身体を動かすことそのものが怖くなることがあります。
以前、靴下を履こうとして腰が痛かった。
それ以来、前かがみになるのが怖い。
また痛くなりそうなので、できるだけ腰を曲げない。
このような状態です。
もちろん、強い痛みがあるときに無理をする必要はありません。
しかし、痛みへの不安から必要以上に身体を動かさなくなっている場合には、「今どこまでできるのか」を確認することも大切です。
例えば、
椅子に座れば靴下を履ける。
靴べらがあれば靴を履ける。
短時間なら前かがみになれる。
片脚を上げることはできる。
このように、できることを一つずつ確認してみましょう。
また、左右差がないかも確認してみましょう。
右足の靴下は履きやすい。
左足は履きにくい。
右へ身体を倒すのは平気。
左へ倒すと腰が気になる。
このような違いがある場合もあります。
こうした情報は、現在の身体の動き方を知るための材料になります。
慢性腰痛では、「痛いから動かさない」というだけではなく、「どの動作ならできるのか」を確認することが重要です。
当院でも、腰痛の方には検査や施術だけでなく、日常生活で困っている動作についてお話を伺います。
例えば、靴下を履く。
床の物を拾う。
椅子から立つ。
階段を上る。
車に乗り降りする。
こうした動作の中から、現在どこに負担を感じているのかを確認します。
ただし、脚のしびれが強い、脚に力が入りにくい、歩行が急に難しくなったなどの症状がある場合には、無理に動作を確認せず、医療機関での確認を優先してください。
・靴下や靴を履くと腰が痛い場合は、どの方法で身支度をすると症状が出るのか確認しましょう。
・前かがみでは腰だけでなく、股関節、膝、骨盤、背中など身体全体が動きます。
・「できない動作」だけではなく、「どの方法ならできるのか」を確認することも大切です。
靴下や靴を履くことは、毎日の生活で欠かせない動作です。
そのため、慢性腰痛によって身支度がつらくなると、朝から身体への不安を感じてしまうことがあります。
しかし、
「前かがみになると痛い」
「靴下を履けない」
とだけ考えるのではなく、どの姿勢や方法で症状が出るのかを具体的に確認してみましょう。
東大阪市のひがし整骨院、八戸ノ里ここから整骨院、長瀬ここから整骨院では、慢性腰痛について腰の動きだけでなく、股関節や膝、足、背中など身体全体の動きも確認しています。
靴下や靴を履くときに腰が気になる方は、「腰を曲げないようにする」だけではなく、自分がどの動作で症状を感じるのか、一度確認してみてください。
また、強い痛みや脚のしびれ、力の入りにくさ、歩行の異常などがある場合には、慢性腰痛と自己判断せず、医療機関での確認を優先してください。
毎日の身支度を少しでも楽に行えるようにするためにも、現在の身体がどのように動いているのかを知ることから始めてみましょう。
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