病院で検査をしても異常が見つからないのに腰痛が続く。薬や湿布を続けても良くなった実感がない。
そんな相談が近年とても増えています。
痛みは骨や筋肉だけで決まるものではなく、脳や神経のはたらきが強く影響します。
海外では脳のリハビリという考え方を取り入れ、長引く痛みの改善に成果を出しています。
本記事では、専門用語をできるだけ使わずに、腰痛がなかなか治らない理由と、今日からできる回復のコツをわかりやすく紹介します。
・画像検査で異常なしと言われたが痛みは残っている
・薬やマッサージに頼り続けず根本的に良くしたい
脳と神経が痛みを強める仕組み
腰痛は体の傷や炎症だけでなく、脳が痛みをどのように受け取り、どれくらい危険と判断するかでも強さが変わります。
わかりやすくたとえると、火災報知器が少しの煙にも敏感に反応して鳴り続けるような状態です。
体にとって大ごとではない刺激でも、神経が敏感になっていると痛みのアラームが過剰に鳴ります。
これが長引く腰痛でよく起こります。
不安が強いと痛みが増すのは、脳が身を守ろうとして警戒レベルを上げるためです。
眠りが浅い、疲れが抜けない、仕事や家庭のストレスが続くと、体の修復力が落ち、脳の警戒もさらに強まります。
すると同じ動きでも痛みを感じやすくなり、動かさない時間が増える。
筋肉は固まり、血流は落ち、ますます痛みを感じやすい体質に傾いていきます。
ここで大切なのは、痛みは心の弱さや気のせいではないという理解です。脳と神経の反応は体の仕組みそのもの。仕組みが分かれば対策が立てられます。脳を安心させ、神経の過敏さを落ち着かせることができれば、画像や数値に大きな異常がなくても痛みは軽くなっていきます。
良い思い込みと悪い思い込み
私たちの体は期待に反応します。効きそうだと感じたときは痛みが和らぎやすく、逆に不安や否定的な言葉を受け取ると痛みが強まりやすい。
これはテレビで見たから有名だからといった表面の話ではなく、脳が安心か危険かを判断する際の重要な材料です。
年だからもう治らないという言葉は、脳にとって危険の合図になりやすく、治りを遅らせます。
反対に、この動きなら安全、この程度の痛みは体が慣れれば大丈夫という理解は、アラーム音を小さくしてくれます。
画像と痛みは必ずしも一致しない
レントゲンやMRIで年齢相応の変化が見つかっても、それだけで痛みの強さは決まりません。
痛む日と楽な日がある、朝はつらいが動くと軽くなるといった揺れは、脳と神経の状態を反映していることが多いのです。
検査は大切ですが、画像だけで未来が決まるわけではありません。
今日からできる脳のリハビリと腰痛セルフケア
脳のリハビリと聞くと難しそうに感じますが、やることはシンプルです。安心と小さな成功体験を積み重ね、神経の過敏さを落ち着かせ、動ける範囲を少しずつ広げる。以下は現場で実際に効果を感じやすいステップです。
1 安全な動きで体を再教育する
痛みが強いときほど、全く動かさないのではなく、安全で怖くない範囲で動く練習が役立ちます。
例えば
・呼吸を深くしながら骨盤を小さく前後に揺らす
・椅子に座ったまま背中を丸める伸ばすを軽く繰り返す
・仰向けで膝を立て、左右にゆっくり倒す
痛みをゼロにするのが目的ではなく、怖さの少ない動きで体に大丈夫の記憶を作るのが目的です。
回数は少なくても毎日行い、できたという感覚を脳に残しましょう。
2 楽になる姿勢と日常動作の工夫
長く同じ姿勢を続けると神経は過敏になります。
・作業は三十分に一度は姿勢を変える
・座る時は坐骨で座り、腰の後ろに薄いクッションを入れる
・重い物を持つ前に息を吐いてお腹を軽く引き締める
こうした小さなコツが脳の不安を減らし、痛みの波を穏やかにします。
3 痛みのメモで安心材料を集める
痛みが出た場面と楽になった場面を簡単にメモします。朝の散歩で楽、入浴で楽、寝不足で悪化など、自分の体の法則が見えます。
できたことリストを併記すると、脳は安全の証拠を集め、警戒を解きやすくなります。
4 睡眠とストレスの調整
睡眠の質は痛みに直結します。
・寝る九十分前からスマホを減らす
・ぬるめの入浴で体温を整える
・朝日を浴びて体内時計を合わせる
不安が強い日は、吸う息四秒、吐く息六秒を数分繰り返すだけでも神経の緊張が下がります。
気分が沈む時ほど体を軽く動かし、成功体験を先に作ることがポイントです。
5 施術はソフトに、脳が安心する説明を
強く押すほど良いわけではありません。むしろソフトな刺激で神経に余裕を作り、丁寧な説明で脳の不安を解く方が回復につながります。
なぜこの施術が必要か、どんな変化が期待できるかを理解できると、同じ施術でも効果が高まりやすくなります。
6 薬や道具との付き合い方
薬やコルセットは悪ではありません。痛みのピーク期を安全に越えるための助けになります。ただし頼りっぱなしでは体の自立が遅れます。
痛みが落ち着いてきたら、運動とセルフケアに主役を引き継ぎ、道具は補助に回す。この切り替えが回復の速度を上げます。
・不安や否定的な言葉は痛みを強めるため、安心材料と成功体験を意図的に集める
・安全な小さな動きを毎日積み重ね、睡眠と姿勢を整えることが最短の近道である
最後に 当院だから提供できる回復のサポート
私たちの整骨院グループは、普通の整骨院とは治療の考え方が少し違います。
体のゆがみだけに注目せず、脳や神経の状態、睡眠やストレス、日常動作まで含めて痛みの背景を一緒に整理します。施術はソフトで安全。
強く押したり無理に鳴らしたりせず、その場で感じられる小さな変化を重ね、脳に大丈夫の記憶を作ります。
施術スタッフは柔道整復師や鍼灸師の国家資格に加え、心理カウンセラーの資格も保持。説明と対話に力を入れ、不安や疑問を言葉でほどくことを大切にしています。エビデンスを土台にしながら、これまでの臨床経験とあなたの価値観を尊重し、納得感のある計画を一緒に作ります。
腰痛が長引くほど、痛みは不安と結びつきやすくなります。だからこそ一人で抱え込まず、安心して相談できる場所を持つことが重要です。
東大阪市で腰痛改善に本気で取り組みたい方は、ひがし整骨院、八戸ノ里ここから整骨院、長瀬ここから整骨院へご相談ください。
初回は現状の整理と体験を中心に、今日からできるセルフケアまで具体的にお伝えします。
薬に頼り続けるだけではない、新しい一歩をご一緒しましょう。
柔道整復師 東剛士が監修しています

✅整骨院グループ紹介
私たち「ひがし整骨院/ここから整骨院グループ」では、東大阪市を中心に、
腰痛・自律神経の不調・ぎっくり腰などの根本改善を目的とした施術を行っています。
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そんなお悩みに対し、丁寧なカウンセリングと専門的な検査をもとに、一人ひとりに合わせた施術/整体をご提供します。

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