
長引く腰痛は、腰だけを施術しても変わりにくいことがあります。
痛みへの不安、動き方のクセ、睡眠やストレスなども関係するからです。
今回は、慢性腰痛で注目されるCFTと運動療法について分かりやすくお伝えします。
・動くと悪化しそうで不安な方
・マッサージや骨盤矯正で治らなかった方
CFTとはどんな治療なのか
CFTとは、慢性腰痛に対して注目されている新しい考え方です。
簡単に言うと、
腰が悪いから動けない
と考えるのではなく、
痛みへの不安を減らしながら、少しずつ動ける体と自信を取り戻す方法
です。
慢性腰痛の方は、痛みそのものだけでなく、
動いたら悪化するかもしれない
前かがみは危ない
また痛くなるのが怖い
自分の腰は弱い
という不安を抱えていることがあります。
この不安が強いと、体は自然と力みます。
腰を守ろうとして動きが硬くなり、呼吸も浅くなります。すると筋肉は緊張し、体力も落ち、少し動くだけでも痛みを感じやすくなります。
つまり、慢性腰痛では、
痛みがあるから動けない
だけではなく、
動くことへの怖さが痛みを長引かせている
ことがあります。
CFTでは、まず痛みの仕組みを理解します。
痛みは気のせいではありません。
ただし、痛みがあるから必ず腰が壊れているわけでもありません。
この理解が進むと、必要以上に腰を怖がらなくなります。
そして、実際に体を動かしながら、怖い動きを少しずつ練習します。
前かがみになる。
立ち上がる。
歩く。
荷物を持つ。
仕事や家事で不安な動きを試す。
こうした動きを、安全な範囲で少しずつ行います。
目的は、痛みを我慢して無理に動くことではありません。
脳と体に、
この動きは危険ではない
少しずつ動いても大丈夫
自分の体はまだ変われる
と覚えてもらうことです。
研究では、慢性腰痛の方492人を調べたところ、CFTを受けた方は通常の治療よりも改善が長く続き、3年後も効果が残っていたとされています。
ただし、すべての人に同じように効くわけではありません。
約7割の方に良い反応があったとされており、がん、感染症、骨折など重大な病気が原因の腰痛には別の対応が必要です。
それでもCFTは、慢性腰痛を考えるうえでとても重要な視点です。
腰だけを見るのではなく、
痛みへの不安
体の使い方
生活習慣
自信の回復
をまとめて整えていく方法だからです。
慢性腰痛に役立つ運動療法とは
慢性腰痛には、運動療法も大切です。
ただし、運動といっても、きつい筋トレを根性で続けるという意味ではありません。
大切なのは、自分の体力や不安に合わせて、無理なく続けられる方法を選ぶことです。
運動療法の中でも、ピラティスは慢性腰痛の管理で注目されています。
ピラティスは、単に筋力を鍛えるだけではありません。
呼吸
体幹
姿勢
動きのコントロール
体の感覚
を整えながら進める運動です。
慢性腰痛では、腰だけでなく、
お腹の奥の筋肉
背骨を支える筋肉
股関節
呼吸の使い方
体幹の安定
が関係していることがあります。
そのため、体をガチガチに固めるよりも、自然に安定して動ける体を作ることが大切です。
体幹トレーニングも有効です。
特に、お腹の奥や背骨の近くにある筋肉は、腰を支えるうえで大切です。
ただし、やり方には注意が必要です。
息を止める。
痛みを我慢する。
力いっぱい固める。
無理な回数をこなす。
このような方法では、かえって体が緊張してしまうことがあります。
慢性腰痛に必要なのは、腰を固めることではなく、安心して動ける安定感をつくることです。
また、有酸素運動も大切です。
ウォーキングや水中運動は、血流を促し、筋肉の柔軟性を保ち、気分の安定にもつながります。
さらに、体重管理や睡眠の質にも良い影響が期待できます。
研究では、運動だけでも腰痛の発作や病欠を減らす可能性が示されています。
さらに、運動と教育を組み合わせることで、より大きな効果が期待できるとされています。
つまり、慢性腰痛に対しては、
施術だけ
運動だけ
説明だけ
のどれか一つではなく、組み合わせが大切です。
体を動かす。
痛みを正しく理解する。
不安を減らす。
生活の中で続けられる形にする。
この流れが、慢性腰痛の本質的改善につながりやすくなります。
改善を続けるために必要なこと
慢性腰痛の改善で大切なのは、続けられることです。
どれだけ良い運動でも、つらすぎたり、生活に合わなかったりすると続きません。
だからこそ、個人に合わせた内容が必要です。
運動が得意な方。
運動が苦手な方。
痛みへの不安が強い方。
仕事で疲れがたまりやすい方。
産後で体力が落ちている方。
肩こりや首の痛みもある方。
同じ慢性腰痛でも、必要な運動やペースは違います。
週1〜2回、60分未満のセッションが良いとされることもありますが、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは、今の体に合った量から始めることが大切です。
短いウォーキング。
軽い体幹トレーニング。
呼吸を整える運動。
ゆっくり体を動かすピラティス。
日常生活での立ち座りの練習。
こうした小さな積み重ねで十分です。
さらに、慢性腰痛では生活習慣の見直しも必要です。
睡眠不足
強いストレス
運動不足
長時間同じ姿勢
不安な情報の見すぎ
人間関係の緊張
こうしたことは、腰痛に影響します。
CFTでも、生活習慣を整えることは大切にされています。
腰痛を本当に改善していくには、腰だけを見るのではなく、毎日の暮らしの中で何が痛みを長引かせているのかを見ていく必要があります。
ここから整骨院グループでは、慢性腰痛に対して、施術だけでなく、痛みの説明、神経調整、体幹トレーニング、姿勢改善、生活習慣の見直しを組み合わせてサポートしています。
マッサージで治らなかった方。
骨盤矯正で治らなかった方。
整体に通っても戻ってしまう方。
そうした方ほど、腰だけではなく、脳、神経、筋肉、生活習慣をまとめて見直すことが大切です。
慢性腰痛は、体が壊れているからずっと痛いとは限りません。
痛みの仕組みが複雑になっていることがあります。
だからこそ、正しく理解し、安心して動き、少しずつ自信を取り戻すことが大切です。
・ピラティス、体幹トレーニング、有酸素運動などは、慢性腰痛の改善や予防に役立つ可能性がある
・慢性腰痛の改善には、運動だけでなく、教育、生活習慣、不安の軽減を組み合わせることが重要
慢性腰痛は、腰だけを施術してもなかなか変わらないことがあります。
痛みへの不安。
動きへの怖さ。
体の使い方。
睡眠やストレス。
日常生活のクセ。
これらが重なることで、腰痛は長引きやすくなります。
だからこそ、これからの腰痛改善には、CFTのように、痛みの考え方、体の動かし方、生活習慣をまとめて整える視点が大切です。
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