
腰痛があると、原因をはっきり知りたくなります。
しかし、病名や画像の説明が、かえって不安を強めることがあります。
今回は、腰痛と医療化という視点から、長引く腰痛の考え方をお伝えします。
・椎間板や背骨の変化を指摘された方
・マッサージや骨盤矯正で治らなかった方
腰痛に病名がつくと不安が強くなることがある
腰痛で医療機関を受診すると、いろいろな言葉を聞くことがあります。
椎間板変性。
変形性関節症。
腰椎症。
腰部捻挫。
腰部挫傷。
椎間板損傷。
こうした言葉を聞くと、「自分の腰は悪いんだ」と感じやすくなります。
特に、変性や損傷という言葉は、患者さんに強い不安を与えます。
もう元に戻らないのでは。
動くと悪化するのでは。
この先ずっと腰痛が続くのでは。
そう考えてしまう方も少なくありません。
ですが、腰痛では、病名が今の痛みをすべて説明しているとは限りません。
椎間板の変化や背骨の変形は、年齢とともに多くの方に見られる自然な変化です。
白髪やしわと同じように、年齢を重ねる中で起こる体の変化とも言えます。
もちろん、すべての腰痛を軽く見てよいわけではありません。
足に力が入らない。
排尿や排便の異常がある。
発熱を伴う。
転倒や事故後に強い痛みがある。
痛みが急激に悪化している。
このような場合は、医療機関での確認が必要です。
ただ、一般的な腰痛では、画像に変化があるからといって、それがそのまま痛みの原因とは限りません。
大切なのは、病名を聞いたあとに、必要以上に腰を怖がりすぎないことです。
怖さが強くなると、体は緊張します。
動くことを避けるようになります。
その結果、筋力や体力が落ち、腰痛が長引きやすくなることがあります。
医療化とは何か
医療化とは、もともとは病気として扱われていなかった体の変化や状態を、医療の対象として病気のように扱うことです。
腰痛の分野では、この医療化が問題になることがあります。
たとえば、年齢とともに背骨や椎間板に変化が出ることは珍しくありません。
しかし、その変化に病名がつくと、患者さんは「自分は病気なんだ」と受け止めやすくなります。
医療者側も、「ここが悪いから痛い」と説明しやすくなります。
すると、
腰が悪いから安静にしないといけない。
背骨が変形しているから動くと危ない。
椎間板が傷んでいるから治らない。
骨盤が歪んでいるから痛みが続く。
という考えにつながりやすくなります。
このような説明は、患者さんにとって分かりやすい反面、不安を強めることがあります。
その結果、体を動かすことが怖くなり、生活の活動量が減ります。
活動量が減ると、筋肉はこわばり、体力も落ち、さらに痛みを感じやすくなります。
つまり、病名や説明の仕方が、腰痛を長引かせる一因になることがあるのです。
もちろん、診断名そのものが悪いわけではありません。
必要な検査や診断は大切です。
問題は、その病名を聞いた患者さんが、
自分の腰は壊れている。
もう治らない。
動いてはいけない。
と思い込んでしまうことです。
腰痛は、画像や病名だけで決まるものではありません。
脳や神経の敏感さ。
睡眠不足。
ストレス。
不安。
仕事や家庭の環境。
体の使い方。
こうした要素も深く関係します。
だからこそ、腰痛を病名だけで判断しないことが大切です。
腰痛を慢性化させないために必要なこと
腰痛を慢性化させないためには、まず「自分の腰は壊れている」と思い込みすぎないことが大切です。
痛みがあると不安になるのは自然です。
ですが、痛みがあることと、腰が壊れていることは同じではありません。
画像で変化が見つかったとしても、それだけで一生痛みが続くわけではありません。
大切なのは、
今の痛みはどのような状態なのか。
どの動きは安心してできるのか。
何を怖がりすぎなくてよいのか。
生活の中で何を整えればよいのか。
を整理することです。
腰痛があると、動かないようにしたくなります。
しかし、必要以上に安静にしすぎると、回復が遅れやすくなります。
長く動かないことで、体はこわばります。
筋力や体力も落ちます。
さらに、動くことへの怖さが強くなります。
この流れが、腰痛を長引かせることがあります。
そのため、できる範囲で日常生活を続けることが大切です。
短い距離を歩く。
座りっぱなしを避ける。
楽な範囲で体を動かす。
睡眠を整える。
不安な情報を見すぎない。
こうした小さな積み重ねが、回復の土台になります。
ここから整骨院グループでは、腰痛を病名や画像だけで判断しません。
腰の筋肉や関節だけでなく、神経の敏感さ、体の使い方、生活習慣、不安の強さまで含めて考えます。
マッサージで治らなかった方。
骨盤矯正で治らなかった方。
病院で異常を指摘されて不安になった方。
そうした方ほど、腰痛の見方を少し変えることが大切です。
腰を病気として怖がりすぎるのではなく、回復できる体として見直していくこと。
これが、本質的な改善につながります。
・椎間板や背骨の変化は、年齢とともに多くの人に見られる自然な変化でもある
・病名や画像の説明を怖く受け取りすぎると、不安や動く怖さが強まり、腰痛が長引くことがある
・改善には、病名だけでなく、神経の敏感さ、生活習慣、不安、体の使い方まで含めて見ることが大切
腰痛に病名がつくと、原因が分かったように感じます。
一方で、「自分の腰は悪いんだ」と不安が強くなることもあります。
しかし、病名があるからといって、必ずしも腰が壊れているわけではありません。
背骨や椎間板の変化は、年齢とともに多くの方に見られる自然な変化でもあります。
大切なのは、病名に振り回されることではなく、今の体をどう回復に向かわせるかです。
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では、腰痛に対して、病名や画像だけに偏らず、体と心、生活背景まで含めて丁寧にサポートしています。
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